【EL34シングルアンプ自作】 | ||
私が始めて真空管アンプを作ったのがこれです。 アマゾンで本をあさっているときに目にとまったのが 「シンプルな回路でわかりやすい真空管オーディオアンプ」(佐藤 進著、誠文堂新光社)でした。 穴あきシャーシを含め全部の部品が通販で簡単にそろえられるので、ちょっとやってみようかなと思いました。 半田付けなど電気回路を組み立てることは、仕事でもやっていることなので何でもありませんでしたが、 真空管のような昔の部品は扱ったことはなかったので、かなり不安でした。 |
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(1)外観 | ||
ノグチトランス販売さんで穴あきシャーシが売っているので、実装はかなり楽です。 自分でやらなくてはいけないのはゴム足をつけるように しなければいけない程度です。 |
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(2)回路 | ||
本のままだと、5極管接続なのでダンピングファクタ(DF)が1以下になってしまいます。 鳴るには鳴るのですが、オーディオアンプとしては、私のような素人でもわかりますが、 低音ばかりが強調されて、音にしまりがなくて、よくないです そこで、出力管を3極管接続にして、入力の電圧増幅を12AU7から12AX7のパラ接続にしました。 さらに電圧帰還をかけるようにしてDFを2以上にするようにしました。 また、電源部のチョークコイルは、2つをパラ接続にしないで、左右を分離して電圧を供給するように しました。 ・回路図 |
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(3)配線・部品 | ||
線材は音質うんぬんと言うより半田のりのよさから無酸素銅線を使いました。 電解コンデンサはチューブラ型が実装しやすいですが、あまり入手できないのでどうしても縦型のものが多いです。 カップリングコンデンサで音がだいぶ違うというんですが、私には全然わかりません、今回は指月電機のTMEにしています。 真空管はEL34,12AX7とも評判がいい、JJエレクトロニックのものにしています。 |
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(4)特性など | ||
確認程度にデータを取ってみました。 家で聴くには、十分なパワーです。ノイズは聞こえません。初めての真空管アンプで少し感激でした。 半導体アンプと聞き比べてみましたが、耳の悪い私には、ほとんどわかりません。 真空管の音はなんとなく深みがあるような感じなんですが・・・。 ・測定データ |
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