【300Bシングルアンプ(その2)自作】 | |
入力に形の小さいMT管でなくて、それより古くて大きいGT管を使ってみたかったのと、
出力トランスをノグチトランス販売さんのもので、PMF-9WSより性能がいいといわれるPMF-15WSに
してみようと思って作りました。
シャーシは先の300Bと同じ穴あきシャーシを少し加工すれば使えます。
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(1)外観 | |
先の300Bと同じ穴あきシャーシでMT管の取付穴をΦ32ぐらいに広げてGT管を取付られる
ようにするのと、出力トランスの取付ではM4の穴を4すみにあけます。
PMF-15WSはPMF-9WSより5mmぐらいしか大きくならないので、同じシャーシでいけます。
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(2)回路 | |
初めは入力の電圧増幅のGT管を6SJ7のSRPP回路で組んだんですが、6SJ7はμ=70なので
アンプとしての増幅度がいまひとつ足りません。しばらくはこれで我慢していたのですが
その後、思い切って改造して、6SJ7 から 6SN7にして2段直結増幅回路に変えました。
μ=20x20=400程度になり増幅度としては十分です。
PMF-15WSは回路上では出力タップが増えるだけで、PMF-9WSと変わらないです。
・回路図 |
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(3)配線・部品 | |
線材は半田のりのよさから無酸素銅線を使いました。 これ、お勧めです。 抵抗は信号の通るところはアムトランスのAMRGを極力使っていますがその効果は?。 カップリングコンデンサは音質に影響するといわれますが、私はよくわかりません。ここではアムトランスの Amcoにしてみました。 真空管300Bは一応、評判のいいプスバンにしていますが、ほかと比較していいのかよくわからないです。 |
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(4)特性など | |
確認程度にデータを取ってみました。
データ上では、先の300Bアンプと比較して周波数特性は低域が少し延びていません。
たぶん、入力に2段直結増幅回路を使ったことと、出力トランスもあまり延びていないためと思います。 方形波を入力したときの応答は、ここには載せてないですがあまり変わりません。 先のものよりお金がかかっているので、肝心の音はどうかというと、うう~ん、よくなっているような・・・。
たぶん他の人が聞けば良くなっていると思いたい。
・測定データ |
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